海外に出て気づいた、日本の素敵なところ4つ|日本を外から見てみよう|日本人のパスポート保有率は21.8%!?

こんにちは、台湾在住Webエンジニアのたいち(@taichikun_51)です。

日本は海外に比べて遅れている!

やっぱり海外はすごいなぁ。それに比べて日本は・・・

ネット上ではこんな声をよく目にするようになりました。

日本政府の進まない政策、冷え切った人間関係、いじめ、パワハラ、自殺、ネガティブワードが渦巻く日本ですが、海外からは未だに非常に人気のある国です。

僕は大学時代にアメリカ生活1年、アジア周遊を経た後、台湾へ移り、今年で台湾生活4年目を迎えました。

海外が大好きでこのような人生になっているわけですが、海外に出たからこそ実感できる日本のいいところもたくさんあります。

それでは早速見ていきましょう。

筆者プロフィール

・関西外国語大学で英語を学ぶ
・アメリカ ユタ州立大学へ交換留学
・京都大学 大学院で認知言語学の研究
・某大手学習塾で英語教師兼教室長
・台湾の日本語学校で日本語教師兼広報
・台湾でWeb制作エンジニアとして活動中

スポンサーリンク

日本語が美しい

一番初めに思うことは僕たちが話す言語、日本語はとても美しいということです。

日本語はひらがな、カタカナ、漢字の3種類の字体を持ち、さらに数多くの外来語を取り入れているためか、視覚や聴覚から細かなニュアンスを感じることができます

以下を見た時、日本人なら感じ方が全然違いますよね。

「助けて」
「たすけて」
「タスケテ」

また、オノマトペ(擬音語や擬態語)といった特殊な言語表現もあり、より鮮明に情景を描写してくれる感じがあります。

「星が光っている」
「星がキラキラしている」

文法面においても、他の外国語と比べて、非常に細かな心情も捉えてくれる表現形式を兼ね備えています。

①「3時間だけ寝た」
②「3時間しか寝ていない」

①は事実のみを伝える一方で、②は「もっと寝たい」という気持ちも含んでいますね。

「せっかく来たのに、開いていませんでした。」

これは他の外国語の場合「来ました。でも、開いていませんでした。」と表現し、「のに」に含まれる残念な感じは文法的には明示されず、その場の雰囲気でしか表せないことが多いように感じます。

日本語の習得はかなり大変ですが、この言語を母語として話している僕たちは素晴らしい感性の持ち主だと言わざるを得ません。

超有名なので知っている方も多いと思いますが、言語学では「話す言語によって物事の考え方や認知の仕方は異なる」ということを唱えたサピア・ウォーフ仮説というものがあります。

日本人の性格がこのような繊細な言語をつくったのか、日本語が日本人をこのような性格にしたのか定かではありませんが、海外に出てその国の言語を少し勉強してみると、今までは感じたことのなかった日本語の美しさに気づくはずです。

料理がおいしい

日本の料理はとにかくおいしいですね。

これはどこへ行っても感じることです。

どこの国にも日本食を扱ったお店はあるのではないでしょうか。

それほど、日本の料理は世界に認められているということです。

上述した言語の話とも関連があるのでしょうか。

繊細な日本語を話すからこそ、料理にも細部までこだわりを持っているような感じがします。

考えてみると、日本語には味覚を表す表現も多いですね。

「コクがある」のような表現は日本語以外にもあるのでしょうか。

これまで色んな国を旅してきましたが、日本食は断トツで世界一です。

清潔

日本に住んでいると当たり前のことと思われるかもしれませんが、全然当たり前じゃありません。

日本の清潔さは異常です。

台湾の夜市で買うご飯には、必ず何かしらの異物がトッピングされていますし、割りばしが腐っていることもよくあります。

レストランに置いてある食器は、使う前に必ず自分で拭くのが暗黙の了解となっています。

お手拭きなんて基本的に出ません。

落ちたものを拾って、手を洗わずにそのまま調理するのも普通ですし、スープを運ぶ際に指が入っていても何も気にしている様子はありません。

僕は海外生活も長いのでもう慣れてしまいましたが、日本ではありえない”サービス”です。

台湾は夜市が有名ですが、次夜市に行った際にはゴミ箱の後ろあたりを覗いてみてください。

全米の笑顔もひきつるほどの”ディズニーランド”が広がっています。

「お・も・て・な・し」、表無し!

偽善的でもいいのです。

日本人には相手を思いやる心があります。

よく「日本人はストレートに言わないから分かりにくい」と揶揄されることがありますが、何でもかんでもストレートに言っていい訳がありません。

そういう人に限って、「その服ダサいよ。」と言われたらブチ切れるものです。

”communis(共に)”、”munus(贈り物)”というラテン語から「communication(コミュニケーション)」という言葉が生まれました。

つまり、コミュニケーションとは「共有すること、分かち合うこと」です。

相手のことを考えず、言いたいことをただ言うだけではコミュニケーションはできません。

ある朝、会社に行くためにバイクを出そうとすると、ちょうど入口の所に車が停めてあってバイクが出せませんでした。

こんなことはしょっちゅうあります。

悪気がないのがまた恐ろしい。

おわりに

いかがでしたか。

日本を批判しているのは日本人ということがよく言われますが、実際その通りだと思います。

ある調べによると、日本人のパスポート保有率は21.8%だそうです。

ざっくり言うと、5人中4人は海外に出たことがないということです。

日本のパスポートは世界最強なのになんてもったいない!!

どんなに海外が好きな人でも、海外から日本に帰ってきた時のあの安心感はたまらないと思います。

一度海外に出て外から日本を見つめてみるのもいいのではないでしょうか。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。