台湾人が知っている日本語|え?そんな言葉も!?

こんにちは、台湾在住Webエンジニアのたいち(@taichikun_51)です。

台湾で生活をしていると、いろんなところで日本語を目にしますし、台湾人同士が冗談で日本語で話し合っているのを聞きます。

それほど日本文化は台湾の中に根付いているということです。

今回は日本語を勉強したことがない台湾人でも知っている日本語を紹介します。

筆者プロフィール

・関西外国語大学で英語を学ぶ
・アメリカ ユタ州立大学へ交換留学
・京都大学 大学院で認知言語学の研究
・某大手学習塾で英語教師兼教室長
・台湾の日本語学校で日本語教師兼広報
・台湾でWeb制作エンジニアとして活動中

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鉄板編

まずは簡単なあいさつや使用頻度の高いものからみていきましょう。

ありがとう

これを知らない台湾人はいないでしょう!

僕たち日本人も中国語の「謝謝」は知っていると思います。

ただ台湾人風にいうと「ありあど」となってしまいます。

可愛いですね。

おいしい

これもほぼ全員が知っていると思います。

やはり人間である以上、生きていくには食が必要です。

あなたは中国語で「おいしい」が言えますか?

自治は僕は台湾に来るまで知りませんでした。

答えは「好吃(ハオチ―)」です。

台湾の場合は少し訛っているので発音は「ハオツー」になります。

ちなみに日本では、食べ物も飲み物も「おいしい」と形容しますが、中国語では食べ物は「好吃」と言い、飲み物の場合は「好喝(ハオハー)」と別の言葉を使います。

かわいい

これは以前、「日本人の女の子は何を見ても可愛いという」といったことが話題になりました。

その影響を受けてでしょうか。

こちらも台湾人ならほぼ知っているであろう日本語になります。

中国語でも「可愛(カーアイ)」というので、漢字が同じで発音も近いことから覚えやすいのかもしれませんね。

個人的感動編

ここからは僕が知ってくれていて嬉しくなった言葉を紹介します。

だいじょうぶ

あなたは猪血という台湾料理を知っていますか?

豚の血を固めた料理で、台湾では非常に人気があります。

台湾在住1日目、私は就職先の台湾人の同僚にローカルなお弁当屋に連れて行ってもらいました。

そこで僕の目に飛び込んできたのが猪血でした。

見た目は気持ち悪いのですが、その時はまだこの食べ物の名前も知らなかったので、好奇心だけで注文しました。

いざ食べてみると変な食感です。

眉間にしわを寄せながら食べている私の顔を覗き込みながら、その台湾人の同僚が「だいじょうぶ?それ豚の血だよ!」

この時、「だいじょうぶ」という相手を気遣う言葉を聞いて心が暖かくなったと同時に、「豚の血」と知って胸が気持ち悪くなったのを今でも覚えています。

頑張って

これは私が自転車で台湾一周(中国語では「環島」と言います)にチャレンジしていた時の話ですが、背中に「環島中」と書いて自転車を漕いでいると、たくさんの人が車の中から「がんばって」と声をかけてくれました。

中国語での「加油!」も嬉しいですが、僕が日本人だということを分かった上で日本語で言ってくれる優しさに感動しました。

いちばん

台湾で「いちばん」はとても便利な言葉に認定されています。

本来の意味通り、「No1」ということを指すのですが、「私の娘は日本語が上手だよ」は「わたし…むすめ…日本語…いちばん!!」となります。

「〇〇さん…ピアノ….いちばん!!」

「このホテル…お風呂…いちばん!!」と、まあこんな感じです。

「最高」とか「上手」といった意味で使われていることが多い気がします。

また、「いちばん」には当て字があり漢字で書くと「一級棒」となります。

そんな言葉も!?編

最後は「そんな言葉も知ってるの?」とびっくりした日本語を紹介します。

もしもし

やはり特徴的なのでしょうか。

電話に出るときの「もしもし」は台湾でよく知られています。

僕たち日本人は「もしもし」にあたる中国語を知りませんよね?

もしかするとアニメやドラマの影響かもしれません。

ちなみに、中国語では「喂(ウェイ)」と言います。

いらっしゃいませ

僕たち日本人にとっては何ともない言葉ですが、外国語として覚えようとすると結構難しいのではないでしょうか。

台湾には多くの日本企業が進出していることから、お店のマニュアルとしてお客様が来店した際には「いらっしゃいませ」と挨拶をするお店が多くあります。

そのため店員さんはもちろん、普段から日本のお店に行く台湾人の方も「いらっしゃいませ」は馴染みのある言葉になります。

ちょっとまって

僕は以前、日本語教師をしていたのでわかるのですが、外国人にとって日本語の促音(小さい「つ」)の発音はかなり難しい部類に入ります。

その日は学生にとって初めて日本語を勉強する日で、50音を勉強する予定だったのですが、授業を始めようとすると1人の学生が「ちょと待て!」

僕は耳を疑いました。

まだ「あいうえお」も知らない学生に「待て!」と命令された!?

その時はついイラっとしてしまいましたが、あとになって①台湾人は「ちょっと待って」という言葉を知っていること②促音の発音が難しく「待って」が「待て」になってしまうことを知りました。

どこで覚えたのかわかりませんが、台湾で意外な日本語が知られているようです。

おわりに

いかがでしたか。
相手を褒めたり気遣ったりする日本語が知られているのは、日本人としても嬉しいことですね。