こんにちは、台湾在住Webエンジニアのたいち(@taichikun_51)です。
先日(2022.6.1)、3年半ぶりに日本へ帰国しました。
この記事では、①PCR検査の方法、②陰性証明書の取得方法、③日本入国に必要な手続き(MySOS・ファストトラック含む)、について解説していきます。
※情報は常に更新されているため、必ず最新の情報も合わせてご確認ください。
台湾でしておくこと
日本に入国するには以下の項目が全て完了している必要があります。
1.陰性証明書の取得
2.MySOSのインストール
3.COCOAのインストール
順番に解説していきます。
陰性証明書の取得について
陰性証明書を取得するには、指定の病院でPCR検査を受ける必要があります。
以下のサイトにPCR検査を行っている病院のリストが掲載されています。
病院によって料金や実施時間などが異なりますので、自分によって一番都合のいい病院を選ぶと良いでしょう。
病院が選べたら、オンライン予約へ進みます。
※陰性証明書は出国72時間以内のものに限ります。分単位で記録されますので、注意してください。
PCR検査の予約方法
病院によって1日に検査ができるキャパが異なりますので、必ず事前に確認するようにしてください。おそらくですが、予約できるのは翌日分からで、当日の予約はできない仕様になっていたかと思うので、余裕を持って予約しておくことをお薦めします。
僕は台中に住んでいるので、台中病院でPCR検査を受けました。
【衛生福利部台中医院】
住所:403台中市西區三民路一段199號
費用:普件(翌日に陰性証明書を受け取る)3,500元
急件(当日に陰性証明書を受け取る)4,500元
予約フォーム:ここをクリック
陰性証明書 所定のフォーム
日本に入国するには日本政府が指定しているフォームに検査結果を記載してもらう必要があります。(追加で100元の手数料がかかります。)
以下のリンクからフォームをダウンロードできます。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100177968.pdf急件なら当日、普件なら翌日に陰性証明書を受け取ることができます。
その際に必ず、①検査日、②結果判明日を確認してください!
僕は台中から桃園に向かう直前で、日付が間違って記入されていることに気づき、すぐに病院に電話をして再発行してもらいました。
本当に危なかった、、、
このようなあり得ないミスが起こるのが台湾です。
その他の必要書類
陰性証明書の発行にはパスポートと居留証のコピーが必要です。
原本ではなく、コピーが必要なので注意してください。
無事に陰性証明書が取得出来たら、とりあえず台湾を出国することができます!
次に、日本入国の際に必要な手続きについて解説します。
日本入国前にしておくこと
日本に入国するには、台湾で取得した陰性証明書とコロナワクチン接種証明書、さらにはMySOSアプリのインストールとコロナウイルス接触確認アプリのCOCOAのインストールが求められます。
※僕の場合、COCOAの確認はされませんでした。
実際にAPP STOREを見てみると、2.2万人しかインストールしていなかったので、そこまで重要なものではないのかもしれません。
日本の空港に着いてからこれらの書類が揃っているか細かく確認されるのですが、MySOSのファストトラックを利用すれば、まるでディズニーのファストパス感覚でいち早く空港を出ることができます。
僕は関西国際空港を利用したのですが、スタッフさんの対応はスムーズで丁寧で100点満点でした。こんなに感動するサービス、台湾ではまず受けられません。(笑)
以下ではファストトラックの事前準備について解説します。
MySOSでファストトラックを利用する方法
まず日本に帰ってくると、以下の検疫の手続きが必要になってきます。
要は以上の情報を空港に着いてから報告するのではなく、予めアプリを通して報告しておこうというのがファストトラックです。
ちなみに、ファストトラックの申請ができるのは、日本入国の2週間前~日本到着予定の6時間前までとなっていますが、出国前72時間以内に発行された陰性証明書が必要なので、この書類をGETしてからでも遅くないでしょう。
ファストトラック申請の流れ
ファストトラックの申請は以下のフローで行われます。
それでは順番に解説していきます。
まずは以下のリンクからMySOSアプリをインストールして下さい。
インストールが完了したら「開く」をタップしてアプリを起動させます。
サービスの利用規約が表示されますので、一番下までスクロールして「同意する」をタップします。
次に【MySOS】プライバシーポリシーを確認して、同様に一番下までスクロールして「同意する」をタップしてください。
次の国を選択するページで「日本」を選択します。
ここから怒涛のポップアップラッシュです!!!
まずは「通知の送信」を許可してください。
「利用目的の確認」では「はい」を選択してください。
すると「日本に入国する皆様へ」というページが3回続くので、全て「確認」をタップしてください。
次に「入国者健康確認センター」のプライバシーポリシーが表示されるので、一番下までスクロールして「同意する」をタップします。
次のページではご自身の情報をもとにアカウント登録を行ってください。
アカウントの登録が完了すると、再びポップアップラッシュが始まりますが、最後にめちゃくちゃ重要なポップアップがあるので、慎重に操作を行ってください!
まずはマイクへのアクセスを許可してください。
次にカメラへのアクセスも「OK」で許可してください。
位置情報のアクセス許可を「Appの使用中は許可に変更しますか」は「許可」をタップしてください。
実際に次の画面で「Appの使用中は許可」をタップします。
日本への入国に同行者がいる場合は「はい」、いない場合は「いいえ」をタップしてください。
そして次がめちゃくちゃ重要です!!
ファストトラックを利用するためにMySOSをインストールしているわけなので、以下の画面が表示されたら「はい」をタップしてください。
ここで「いいえ」をタップすると、MySOSアプリの再インストールからやり直しとなってしまいます。
画面が切り替わったら、画面左下の「検疫手続事前登録」をタップ。
すると、質問票WEB、誓約書、ワクチン接種証明、検査証明書を登録する欄が表示されるので、あとは順番にこれらを登録していくだけです。
ワクチン接種証明と検査証明書では写真をアップロードすることになるので、登録前に手元に用意しておいてください。
質問票WEBの内容を以下に掲載しているので、先に確認しておきたい方は参考にしてください。
1-1 日本到着日を入力してください。
1-2 利用航空機の会社名を選択し、便名を数字4桁以内で入力してください。
1-3 座席番号を入力してください。
※濃厚接触者の調査に用いる情報となりますので正確な入力をお願いします。
※回答時点で座席番号が決まっていない場合は、質問票確認の際、検疫官にお申し出ください。
1-4 氏名を入力してください。
1-5 国籍を入力してください。
1-6 性別を入力してください。
1-7 生年月日を入力してください。
2-1 日本到着後の待機場所の所在地を入力してください(ホテル、自宅等)。
※宿泊・滞在先施設(ホテル等)の所在地を入力してください。自宅で待機される場合は日本国内の住所を入力してください。
2-2 日本国内にお住まいの方は、日本の出国予定を入力してください。
・飛行機を利用する場合:出国空港名・出国便名
・船を利用する場合:出国海港名・出国船名
過去14日以内の流行地域滞在歴の有無をお伺いします。
3-1 過去14日以内に滞在した地域(国)を選択してください。
※乗り換えのために、一時的に空港内で滞在した場合で、かつその空港で入国手続きをしていない場合は除きます。また、複数の滞在歴がある場合、直近3カ所を選択してください。
4カ所以上の地域(国)に滞在歴がある場合は。質問票確認の際、検疫官にお申し出ください。
※特定の国に滞在した場合は詳細な地域を選択していただく必要があります。
4-1 過去14日以内で、発熱やせきなどの症状がある人との接触がありましたか。
4-2 過去14日以内に感染した患者と接触していますか(可能性がありますか)。
4-3 過去14日以内で、発熱やあせきなどの症状がありましたか。
4-4 現在、体調に異常はありますか。
4-5 異常がある場合、どの症状か下記からすべて選択してください。
(発熱、せき、倦怠感、その他)
4-6 解熱剤・かぜ薬・痛み止めなどを使用していますか。
5-1 メールアドレスを入力してください。
※入国者健康確認センター等からの健康状態の確認や、新型コロナウイルス感染症に関する情報をお伝えするために必要ですので、誤りのないように入力をお願いいたします。
5-2 日本国内で通話可能な電話番号を入力してください。
これで事前登録は完了です。
あとは日本の空港に着いてから、スタッフの指示に従ってテクテク歩いて行くだけです。
関西国際空港にて
関西国際空港では事前にファストトラックを登録している人にはこのようなピンクのネームホルダーが配られていました。(髪ボサボサ、、、)
通路には大勢のスタッフさんが待機しており、必要事項を記入するカウンターなども多く設置されていましたがファストトラック利用者は全てスルーです。
どこの国から来たのかだけ質問されて、「健康カード」が配られます。
最後に「僕は健康です」ということを示す青いカードをもらって、荷物がクルクル回っているあのゾーンに出ることができます。
自分の荷物を拾ったら、入国審査カードを書いて、入国ゲートを出ることができます。
関空に着いてから出るまで本当に一瞬でした。
今後はファストトラックの利用者も増えていくと思いますが、空港に到着してからいちいち細かい書類を記入して時間を無駄にするよりは遥かにマシです!
ファストトラックを利用して快適に日本へ帰国しましょう!!