【中国語と台湾華語】台湾で話されている台湾華語ってどんな言語?

こんにちは、台湾在住Webエンジニアのたいち(@taichikun_51)です。

この記事を読むと、【台湾で話されている台湾華語】についてわかるようになります。
是非参考にしてください!

筆者プロフィール

・関西外国語大学で英語を学ぶ
・アメリカ ユタ州立大学へ交換留学
・京都大学 大学院で認知言語学の研究
・某大手学習塾で英語教師兼教室長
・台湾の日本語学校で日本語教師兼広報
・台湾でWeb制作エンジニアとして活動中

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台湾の中国語

日本で中国語を勉強しようと思ったら、中国大陸で話されている中国語が教えられるのが一般的です。中国大陸で話されている中国語に対して、台湾で話されている中国語のことを台湾華語と言います。

ここでは両者の違いについて解説します。

効率のいい台湾華語の学習方法はこちら
>僕が1年で台湾華語を習得した方法

発音・アクセント


中国で話されている中国語は北京で使われている「普通話」が標準とされていますが、実のところ様々な発音があり、地域によって大きく異なります。

一方で台湾華語は「訛り」と表現されることも多いですが、中国でも100%通じます。

主な違いとしては、舌を捲かないということが挙げられます。

英語の/r/の発音が苦手な人にとっては、中国の中国語よりも台湾華語の方が楽に話せるはずです。

「簡体字」と「繁体字」

中国の中国語は「簡体字」を使用しますが、台湾華語では「繁体字」が使用されています。

「その他の国」簡体字…中国全土、マレーシア、シンガポール
繁体字…台湾、香港、マカオ

文字通り、簡体字は難しい漢字をシンプルに書いたものなので、画数も少なく書く時には便利なのですが、以下の日本語と比較した表をご覧ください。

日本語繁体字簡体字

これらを比較すると、繁体字の方が日本の漢字に近いものが多いことがわかります。

そのため、繁体字は日本人にとって馴染みやすい文字と言えます。

発音記号

中国語には四声と呼ばれる発音規則があります。

「マー マー マー マー」で有名なアレです。

中国の中国語を勉強する場合は、ローマ字を用いて表記される「拼音(ピンイン)」で発音を習うのが一般的ですが、台湾ではこの「拼音(ピンイン)」は使われていません。

代わりに、「注音(ヂュウイン)」が使われます。
「ボポモフォ」と呼ばれることもあります。

英語を勉強したことのある日本人にとっては「拼音(ピンイン)」の方が分かりやすいので、台湾にあるほとんどの中国語学校では「拼音(ピンイン)」が使用されています。

台湾では中国語のほかに、台湾独自の言語である「台湾語」も話されています。
台湾語には日本語もいくつか含まれておりなかなか興味深い言語です。

気になる方はこちらの記事をチェックしてみてください!