「台湾語」ってあるの?
簡単な言葉だけでも覚えたい!
台湾では2種類の言語が話されています。
こんにちは、台湾在住Webエンジニアのたいち(@taichikun_51)です。
意外に思われるかもしれませんが、台湾では中国語と台湾語の2種類の言語が話されています。
台湾語は中国語とは全然違います。
台湾語を知っていると現地の人の心を鷲づかみに出来るのでこの機会にぜひ覚えておいてください!
では、さっそく見ていきましょう!
台湾には2つの言語がある
まず初めに、以下の内容を整理しておきましょう。
中国語の方言は7つあります。
専門家によってはもっと細かく分ける方もいますが、大きく分けると7つと言えます。
名称 | 地域 | 特徴 |
北方語 | 中国北京 | 約9憶人が使用している |
湘語 | 四川省、広東省 | 使用人口9千万人(第2位) |
呉語 | 上海 | 上海語のこと |
閩語(びんご) | 福建省、広東省東部 | 台湾語の祖語 |
客家語(はっかご) | 閩語や南方方言に近い | 漢民族の客家人が使う言葉 |
贛語(かんご) | 江西省中部・湖南省東南部 | 使用人口が最も小ない |
粤語(えつご) | 香港やマレーシア、マカオ | 広東語のこと |
台湾で話されている中国語は「台湾華語」とも言われており、中国で話されている中国語とは文字や発音など異なる点がいくつかあります。
台湾国内においても一般的には中国語で会話が行われていますが、台湾南部や田舎の雰囲気がある場所、また家庭内では台湾語が使われることが多いです。
少子高齢化の影響もあってか、台湾語を話せる人口も年々少なくなってきていることを受けて、最近では小学校の授業で台湾語を学ぶ機会を設けているようです。
台湾で生活する分には中国語だけで十分ですが、簡単なあいさつや単語を知っていると、より早く現地の方と関係を築くことができるでしょう。
台湾の日本時代
ご存じの通り、台湾は日清戦争後に締結された下関条約によって清朝から日本に割譲されました。
この日本時代は1895年から日本が第二次世界大戦に敗れる1945年まで続いています。
このため、現代の台湾語にも一部日本語が残るようになったと言われています。
統治され続けた台湾
台湾の歴史は想像以上に目まぐるしく、日本と同じ島国ですが、国の成り立ちは全く異なります。
日本統治時代の話が取り上げられがちですが、実は過去にはオランダ、スペイン、フランスなども台湾の土地を占領したことがありました。
現在も台湾には移民が多く暮らしており、出稼ぎに来ているベトナム人やフィリピン人、インドネシア人など、実に様々な人々が台湾で生活をしています。
少し難しいですが台湾の歴史を詳しく解説したこちらの本はおすすめです。
また日本統治時代に日本人と原住民との間で起こった霧社事件を描いたこちらの映画は全日本人に見てもらいたい作品となっています。
台湾語紹介
興味深いことに、台湾語には文字がありません。
そのため中国語で使われている感じを当て字として用いています。
ここでは台湾語の簡単な挨拶を紹介します。
台湾語 | 発音 | 意味 |
你好 | リーホー | こんにちは |
呷飽没? | ジャバーボエ | ご飯食べた? |
我是 | ワーシー | 私は~です |
日本人 | ジッブンラン | 日本人 |
早 | ガオザー | おはよう |
聽不懂 | ティアボー | わかりません |
多謝 | ドゥオシァー | ありがとう |
歹勢 | パイセー | すみません |
好呷 | ホージャー | おいしい |
便所佇佗位 | ベンソーディーダーウィ | トイレはどこ? |
おわりに
いかがでしたか。
上述した通り、中国語が話せれば台湾での生活に特に支障はありません。
ですが台湾人にとっては、外国人が自国の言語を話してくれるのはうれしいことです。
簡単な挨拶だけでも台湾語で話せたら、きっと喜ばれるだろうと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。